2015/08/26

自宅カートリッジ交換

近所のフランス人職人が焼いているパン屋さんは、約一月のバカンスの最中です。9月に再開したら、バゲットを買いに行こう。
さて。蛙の季節のはずなのですが、この暑さには、参りました。
猛暑日の連続には、ほんとに参りました。

さて。久しぶりに。自宅のフォノカートリッジ、一つ、交換です。
KENWOOD KP-880DIIが二台あるのは、既報です。そのうちの一台はモノーラル専用カートリッジ、audio-technicaのAT-3Mをば取り付けてあります。こちらは不動のまま。
もう一台のKP-880DIIには長らく同じくaudio-technicaのAT-15Eaを装着していましたが、今回、換えることに。何不都合なことはありませんでした。
たまには、気分転換です。というわけで、多分、これから、短いスパンで、取り替えしていきます。まずはこれ。
イメージ 1

SHURE M75MB/2。まあ、そんな高級機じゃないんだが、当たり障りのない音を奏でてくれます。
SHUREはこの他にSHURE M75ED/2、V15typeⅣなどもあるが、いずれも今のところ、ユニバーサル・アーム用シェルに取り付けてある。

さて。何を聴こうか。
イメージ 2

これ。ステファン・アスケナージのショパンのワルツ集。これ、曲順が、独特で、すばらしい。たとえば、B面。レーベルの曲順を確認されたい。
イメージ 3

という具合。チューリップがかわいらしい。西ドイツ盤。
ステファン・アスケナーゼについては、よく知りませんが、ショパンの協奏曲集も所有しています。いずれも、輸入盤。アシュケナージではありませんが、おそらく、姓の由来は同じでしょう。演奏は、緩急がわりと自在。柔らかな音色に持ち味があるのではないかしら。
演奏中の姿は下の通りです。スタビライザーを乗っけるの、忘れてしまった。。。奥の右側 に転がっているのは、AT-15Eaを装着してあるシェルです。
イメージ 4

さて。もう一枚、聴こう。今度は、モノーラルのを。

というわけで、取り出したレコードは、これ。
イメージ 5

リリー・クラウスの全集の中の一枚です。ジャケットの真ん中の写真をアップしましょう。
もちろん、もう一台のKENWOOD KP-880DII。audio-technicaのAT-3Mです。シェルは古めかしいグレースのものを。自宅には、このほか、KENWOODでは KP-1100もある。ユニバーサル・アームの1100に対して880DIIはストレート・アーム。私見では、アームは880DIIの方が優れている。880DIIオリジナルのシェルを7個所有している。このほかに下の写真のグレースのシェルも利用しているので、フォノ・カートリッジを常時8種類付け替え用に準備できる態勢を整えているんだが、不精で、まだ、都合3個しか活用していない。残りの5個はデット・ストックの未使用品。活用してこそ、道具は生きるのに、反省する次第。
イメージ 6


スポンサーサイト



2015/08/06

久しぶりの買い物日記 その三(フォーク編)

まずは、村下孝蔵「花ざかり」。
イメージ 1
ジャケットの裏はこのように。
イメージ 2
この中の「夢のつづき」を聴いて、失礼ながら、笑ってしまった。いや、当時ならば、きっと笑わなかったと思います、悲恋の歌だから。
歌詞に「雪の中をかける 小犬のように」という一節があるのですが、バック・コーラスに「ワウワウ」と犬の鳴き声が連呼されるのが聞きとられます。今ならば、ちょっと恥ずかしくて、こういうバックは付けないよなあ。と、思ってしまうのでした。今のぼくがすれてしまったんだと思います。1984年発売。

そうして、これはオフコースのジャンクション。1977年6月から7月にかけての録音。
イメージ 3
ぼくはこの中ではA面第5曲の「秋の気配」しか知りませんでした。オフコースがまだフォークデュオ立ったころのものです。ほら、当時、おしゃれだっただろう小道具(これらがジャンクションということなんだろうけれども)の中に、カセット・テープがありますよ!

そうして、先日、赤い鳥を聴いたので、サーカスを買ってみました。1979年発売。
イメージ 4
Mr.サマータイムしか知りませんでした。
追記)B面最後のアメリカン・フィーリングも聴いたことがありました。

追記)もんげー。通算3333の訪問者さんずらー。研究論文の平均読者は1,5人(一人は書いた当人。もう半人は印刷所の人が内容は読まずに字面だけを追う)と言われているのにすごいずらー。ありがとうずらねー。2015年8月12日夜記す。
2015/08/06

久しぶりの買い物日記続き(クラシック編)

昨日の続きで、写真をアップします。
イメージ 1
イメージ 2
これはノンサッチ盤のシューベルトの絃と管との八重奏曲。1981年5月のデジタル録音。ボストン交響楽団のメンバーによる演奏だ。未聴。

イメージ 3
続いて、懐かしいRCA廉価盤のジャケット。ストコフスキー指揮RCA交響楽団によるヘンデルの宮廷の花火の音楽と水上の音楽。どんな編曲を聴かせてくれるか、楽しみでもあり。

イメージ 4
これは、ご存じ、名盤。アンソニー・コリンズ指揮ロンドン交響楽団のシベリウス。第2。モノーラル。

以下、2枚続けて、シュヴァイツァーのオルガンを。
まずは、J.S.Bach。
イメージ 5
イメージ 6

それから、フランク。
イメージ 7
以上、クラシック編でした。昨日の買い物の続きは、 LP70-80年代フォークその他のコーナーに。
2015/08/05

久しぶりの買い物日記

買って参りました。さっそくに紹介しましょう。
イメージ 1
まずは、これを。今、聴いています。ジャケットの甲虫は、ハムシやマルハナノミの仲間でしょうか?
これ、カバレフスキーの管弦楽曲集です。
ジャケット裏の解説を見てみましょう。
イメージ 2
イメージ 3
読みにくいですか? 右下隅を左クリックすると大きくなると思います。
簡単にいうと、オーディオ・チェック用のLPとして売り出されたシリーズの一枚です。
「フィリップス・オーディオ・クリニック・シリーズは、あなたのオー ディオ・コンポーネントの健康診断をするために特に企画された、他に類を見ないオーディオ・チェック・レコードの貴重な集大成である。」と、書き始められています。

イメージ 8
他にどのようなシリーズがあるかを紹介しておきましょう。
確かに、溝が複雑に深くカッティングされているように見えます。
レコードのおもしろいところは、溝を見て、ある程度、どんな録音かが推測できるところ。片面約10分前後しか入っていません。

ジャニスのリスト・ピアノ協奏曲、ドラティの1812年、シュタルケルのドヴォ ルジャーク・チェロ協奏曲は、フォンタナ廉価盤で聴いていたと思うんだが、このシリーズだと音がどう違うんだろうか。

なお、ジャケットの中に、オーディオ・カルテなるものも封入されていて、

物理特性チェック、
廣域チェック、
中域チェック、
低域チェック、
位相チェック、
ダイナミック・レンジ、
S/Nチェック、
歪みチェック、
トランジェット・チェック(アタックも含む)、
音楽的バランス・チェック、
DEMO、
AMBI、
奥行き・パーフスペクティヴ、
定位・粒立ち、
ワウ・フラッター・チェック、
トラッカビリティー・チェック、
カートリッジのセパレーション/クロス・トーク・チェック、
分離・セパレーション・チェック

と、まあ、何とも細かくチェック項目が並んでいることよ。
これを、A面、B面ごとにチェックして書き込むようにカルテはできています。
このレコードが発売されたのは1978年ですが、当時のオーディオ・マニアたちは、なかなかの努力家だったんでょうか。蛙などは、音が出ていれば満足だったように思います。
奥が深いんですね。


さて。次に、本日のメイン・イヴェント。
イメージ 4
これです。12枚組108円。クラシック名曲集と銘打たれたセットです。懐かしいリーダーズ・ダイジェストの企画物。このシリーズでは、かつて、ルネ・レイボヴィッツ指揮ロイヤル・フィルのベートーヴェン交響曲全集を購入したことがある。今はなき阿佐ヶ谷のサンサンレコードだったか、ゴーゴーレコードだったか525円でした。
さて、今回のは、同じく全てロイヤル・フィルが演奏しているが、指揮者は12人。
イメージ 5
以下、解説書による指揮者及び曲名の紹介です。
イメージ 6

イメージ 7
あれ? このシリーズは。たしか、チェスキー盤。
じつは、大変残念なことに、このうち、5枚目と6枚目とが欠品です。
したがって、12枚-2枚=10枚を108円で購入しました。
箱は、かなり痛んだ状態です。
しかし、個々のレコード10枚は、ミント状態。
蛙としては、ジョン・バルビローリのシベリウスの交響曲第2番が聴ければ御の字。
ヨーゼフ・クリップスやヤッシャ・ホーレンシュタインに未練を残しながらも、まあ、また、どこかでお会いすることだろう、と。
この他、いろいろと購入して、全19枚で、1080円也。暑い中での、レコード探しでした。
2015/08/04

N響レジェンド - イタリア歌劇団の栄光(1959年) を聴いた

先週の土曜日の「N響レジェンド」は、第2回イタリア歌劇団来日公演からガラ・コンサートを放送した。1959年2月25日の録音だというが、ステレオで録音されている。歌手がオペラを先導していた時代の録音。マリア・カラスやレナータ・テヴァルディが覇を競った時代の熱気が伝わってきたように思います。蛙的には、指揮者が最初、アルベルト・エレーデだったのが、途中からニーノ・ヴェルキに代わり、オーケストラの雰囲気が変化したのにびっくり。エレーデのときには、細部を浮き上がらせて、分析的だが、ややもすると音が硬い、平面的だったのが、ヴェルキに代わると、音が分厚くなり、カンタービレっちゅうか、歌う感じが強くなったように思います。
これは、最初に緊張していた演奏会の空気が緩んだせいか、それとも指揮者の個性か。指揮者かなとは、蛙の想像。
たしか、岩城宏之のエッセーだったかに、ヴェルキのことが書いてあったような。N響と練習していたときに、団員が困った顔で二拍子で振るところを三拍子で振っている(あるいはその逆か)ので合わせにくくてしかたない、とかいうんで、休憩時間に、副指揮者だった岩城が楽譜に拍子を精確に書き込んだら、練習再会後、ヴェルキが気づいて楽隊に向かってグラーツェグラーツェと連呼したとか。何せずいぶん前に読んだエッセーだったから、間違っているかも知れません。でも、そういう、正直な人だったらしいです。人柄が楽隊連中に好かれていたとしたら(エレーデがそうでないというのではないです、たまたま、馴染んだのが早かったとしたら)、そういう雰囲気が演奏に出るかもな、と、思っただけ。
さて、放送のプログラムは以下の通り。

N響レジェンド―イタリア歌劇団の栄光 ― 1959年   
①ロッシーニ「歌劇“どろぼうかささぎ”序曲」(8分50秒)
②ヴェルディ「歌劇“ドン・カルロ”から ロドリーゴの死“終わりの日は来た”」(3分23秒)
 (バリトン)シビオ・コロンボ
③プッチーニ「歌劇“トゥーランドット”から“氷のような姫君の心も”」
  (2分27秒)
 (ソプラノ)アンジェラ・ヴェルチェルリ
④ロッシーニ「歌劇“セビリアの理髪師”から“かげぐちはそよ風のように”」(3分50秒)
 (バス)パオロ・モンタルソロ
⑤ヴェルディ「歌劇“リゴレット”から 女心の歌“風の中の羽のように”」(2分04秒)
 (テノール)ジャンニ・ヤイヤ
①~⑤アルベルト・エレーデ指揮NHK交響楽団

⑥プッチーニ、「歌劇“マノン・レスコー”から 間奏曲」(5分18秒)
⑦ロッシーニ、「歌劇“セビリアの理髪師”から“今の歌声は”」
  (5分42秒)
 (ソプラノ)サンタ・キッサーリ
⑧ヴェルディ、「歌劇“ドン・カルロ”から“ひとり寂しく眠ろう”」
  (8分28秒)
 (バス)プリニオ・クラバッシ
⑨サン・サーンス、「歌劇“サムソンとデリラ”から“あなたの声に心は開く”」(6分04秒)
 (メゾ・ソプラノ)アンナ・ディ・スタジオ
⑥~⑨ニーノ・ヴェルキ指揮NHK交響楽団

⑩ヴェルディ「歌劇“アイーダ”から“おお、わがふるさと”」
  (6分22秒)
  (ソプラノ)ガブリエラ・トゥッチ
⑪ヴェルディ「歌劇“リゴレット”から 四重唱“いつかあなたに会った時から”」(5分13秒)
  (ソプラノ)サンタ・キッサーリ、(メゾ・ソプラノ)アンナ・ディ・スタジオ、(テノール)ジャンニ・ヤイヤ、(バリトン)アルド・プロッティ
⑫ロッシーニ「歌劇“セビリアの理髪師”から“私は町のなんでも屋”」(4分37秒)
 (バリトン)アルド・プロッティ
⑬プッチーニ「歌劇“ジャンニ・スキッキ”から“私のお父さん”」
  (2分26秒)
  (ソプラノ)アルダ・ノニ
⑩~⑬ニーノ・ヴェルキ指揮NHK交響楽団

⑭ドニゼッティ「歌劇“ラ・ファヴォリータ”から“いとしいフェルナンドよ”」
 (6分38秒)
  (メゾ・ソプラノ)ジュリエッタ・シミオナート
⑮プッチーニ「歌劇“トスカ”から“星はきらめき”」(2分52秒)
 (テノール)フェルッチョ・タリアヴィーニ
⑭~⑮ニーノ・ヴェルキ指揮NHK交響楽団

アンコール
⑯ロッシーニ「歌劇“セビリアの理髪師”から“私は町のなんでも屋”」(3分43秒)
 (バリトン)アルド・プロッティ
⑰デ・クルティス「帰れソレントへ」(2分35秒)
 (テノール)フェルッチョ・タリアヴィーニ
⑯~⑰(ピアノ)ニーノ・ヴェルキ
1959年2月25日、東京宝塚劇場Live、NHKによるステレオ録音

プロッティ、シミオナート、タリアヴィーニは流石の貫祿。
その他の歌手陣も総じて、よい。

8月6日追記)最初、ヤイヤが調子悪いと書いたけれども、その後、大須の師匠のお店で聴き直したところ、よかった。我が不明を恥じて、ここに訂正します。

もとい。
録音状態も当時の放送用録音としては、まことに優れています。

使用機器
チューナー SANSUI TU-9900
録音 OLYMPUS LS-14
2015年8月1日愛知県にて受信
2015/08/04

暑さを忘れるクラシック?

……という標題ならば、北欧の作曲家たちを挙げておけばよいのでしょうが。
憂愁というか、秋らしい曲というと、蛙などは、うーーーーん、えい、
イメージ 1
これです。クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン。……冬かな。
クラシックを聴くときの、トーン・コントロールの位置。
イメージ 2
こんな感じ。ジャズのときと正反対。
もう一曲、ブラームスと対立していた? 
イメージ 3
これ、メード・イン・オランダのドイツ向けの盤。ジョージ・セル指揮クリーブランド管。……季節は? でも、夏じゃない!
暑いの、うんざり。